こども受け口

こども受け口

当院では子どもの(乳歯の)受け口は早めに治したほうがよい。
そのように考えています。

 

それは以下の4つの理由からです。

 

  • きれいなお顔に成長させてあげたい。
  • お口がぽかんと開いてないようにしてあげたい 。
  • 姿勢をよくしてあげたい 。
  • 歯並びを綺麗にしてあげたい。

 

一つ一つ考え方を説明していきます。

 

 



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1.きれいなお顔に成長させてあげたい。

受け口とは写真のような状態で下顎の歯が上顎の歯にかぶさっています。

この状態では上顎の骨の自由な成長は望めません。

身長が伸びようとしているこども達の頭を24時間上から押さえているようなものです。
この様な成長を続けると写真のように下顎が前に長くなり、顔全体が縦に長くなる傾向があります。

 


2 and 3

2.お口がぽかんと開いてないようにしてあげたい。

この二つはお口の中の舌が関係する重要な話なので一緒に説明します。

まず、最初に理解していただきたいことは、お口がぽかんと開く理由です。

舌がご主人様で、お口全体がご主人様が住む家とします。
上顎は家の天井です。
なるべく横幅が広く、天井高が低い家が舌にとっていい家です。
横幅が狭く、天井高が高い家はご主人様の居場所がなくなります。
居場所がなくなったご主人様は、居場所を喉の奥の方に求めます。
ご主人様が喉の奥の方に行くと、気道を圧迫する為、呼吸をすることがしにくくなります。
普通の鼻呼吸だけでは、呼吸がしにくいので口を開けて口呼吸をするようになり、口がぽかんと開いた状態になります。

 

3.姿勢をよくしてあげたい 。

姿勢が悪くなる理由

治療前は首が曲がり猫背だったが、治療後に改善が認められた

 

 

舌が上にあがり、気道の広がりが認められた

 

ご主人様が喉の奥の方に行って気道が塞がれた子供たちは、気道を確保するために頭を後ろに向けて天井を見上げるような状態になります。そうすると気道は確保されますが、前方が見えないため、猫背にして気道を確保しながら、前方が見えるようにします。上顎が小さい子供たちに「背筋をぴんと伸ばしなさい」と言ってはダメで、そうすると呼吸がしにくくなります。本当の原因を解消してあげないといけません。

 

 



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4.歯並びを綺麗にしてあげたい。

結局大切なことは

 

きれいなお顔に成長させてあげたい。
お口がぽかんと開いてないようにしてあげたい。
姿勢をよくしてあげたい。

 

この三つで、この三つがそろえば歯並びは自然についてきます。
歯並びだけを治すのであれば、一生のうちいつ矯正をしてもかまいません。

 

しかし大切な三つを治すためになるべく乳歯のうちから受け口を治した方が良いです。

 

ほっておいても、永久歯になったら自然に並ぶ例がある。
早めに始めても、あとでまた戻る例がある。

 

こういった理由で乳歯の受け口は治療を見送られることが多いです。
しかし、当院では早めの治療に意味があると考えています。